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2023/03/16

東日本大震災12年追悼とWorld BOSAI Forumへの参加

福岡県防災士 天野 時生

東日本大震災12年追悼は3月11日の朝から宮城県と岩手県の被災地を周り、追悼と復興の状況を確認しました。今回の私のテーマは「伝承 東日本大震災から何を学ぶのか」です。
東松島市の旧JR野蒜駅から石巻市門脇小学校、女川町、石巻市雄勝町、南三陸町、気仙沼市、陸前高田市等、地震・津波発生時の2011年から災害支援ボランティアとして見てきましたが被災地は新たな街づくりが進み、見違えるようになっています。一方で未だに帰還できない福島第一原発周辺の地域、また、人口減少に悩む地域もあり、大災害からの復興はそう簡単ではないことが身に沁みてわかります。その中で最近では特に大震災の教訓を伝える伝承施設が多く建設されました。これは、これ以上、悲しむ人を増やさないようにする大切な取り組みです。
我々防災士も防災・減災を伝えていかなくてはなりません。何ができるかをいつも問われますが、これからも被災地を忘れずに支えていきながら地域防災に取り組んで行きたいと思います。
また、仙台国際センターで10日から12日まで開催されましたWorld BOSAI ForumのEXPOとオンラインイベント防災Weekに参加し、防災について学びました。EXPOでは、最先端の防災技術や研究、防災関連の商品の紹介を担当者から説明を受けました。防災Weekでは、2月から3月12日まで毎週開催され、オンラインで昨今の自然災害、今後危惧されている南海トラフ等の巨大地震について学びました。いずれも今後の防災・減災活動に大変参考となりました。まさに私のテーマとした「伝承 東日本大震災から何を学ぶのか」でした。この経験を命を守る地域防災に微力ながら取り組んで行きたいと思います。