第207回 「東海地震」、見直される“予知前提”(2)

伊藤和明の「防災えんす」

第207回 「東海地震」、見直される“予知前提”(2)

前回は、「東海地震」について、なぜ発生が懸念されてきたのか、そして、発生に備えて、「防災対策強化地域」の指定など、災害を軽減するための対策が進められるとともに、震源域をめぐって、どのような観測体制が整備されてきたかなどを取り上げました。

今回はその続きをお話しします。

第206回 「東海地震」、見直される“予知前提”(1)

伊藤和明の「防災えんす」

第206回 「東海地震」、見直される“予知前提”(1)

日本でただ一つ、地震の予知が可能かもしれないとされてきた「東海地震」について、国の中央防災会議は、予知を前提とした「大規模地震対策特別措置法」の仕組みを、およそ40年ぶりに見直すことにしました。これまで国策として進められてきた地震予知体制の大きな転換ということができましょう。

そこで今回は、40年あまり前、「東海地震」の切迫性がなぜ指摘され、予知のための体制整備がどのように進められてきたのか、そして、予知を前提とした体制の見直しがなぜ進められることになったのか、2回にわたって取り上げます。