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2023/12/13

福岡県朝倉市 柿農家支援ボランティア

福岡県防災士 天野 時生

 11月18日(土)に九州北部豪雨で被災した朝倉市において柿農家支援ボランティアを行いましたので報告します。
 2017年7月に発生した九州北部豪雨から6年が過ぎ、朝倉地域は平穏な生活を取り戻しているように見えます。私が被災当初に災害支援活動に入った普門院(杷木志波)も土砂はすべて撤去され、新しく生まれ変わっています。町並みも何事もなかったかのように再生され、活気が見えます。
 しかし、一歩山手側に入ると、まだまだ工事中や土砂崩れなどの傷跡が残っています。朝倉市復興計画によると計画10年の6年目は再生期の最終年であり、令和6年度は発展期へ向かう予定ですが今年も大雨による災害に見舞われ、計画の遅れや見直し等が危惧されています。

 私たち防災士 朝倉災害支援ボランティア活動センターは、瓦礫や土砂の撤去作業等はありませんが、柿農家の収穫ボランティアを継続して行なっています。被災後、収穫量が減ることを心配しましたが、今年も甘くておいしい富有柿がたくさん実りました。
 今回は、雨により収穫作業そのものはできませんでしたが、250個の柿を買い取り、私の居住する地域のイベントにて販売しました。1日で完売することができ、柿農家支援に少しでもお役に立てたかなと感じています。
 今後も被災地支援活動を防災士として微力ながら取り組んでいきたいと思います。