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2023/10/20

長崎県から福岡県久留米市田主丸地区へ「災害ボランティアバス」を運行 8/29

 

報告者:渋谷 香奈、直木 隆一郎

6月29日からの大雨による被害は、九州北部の各地で大きな爪痕を残しています。降り続く雨による土砂崩れや土石流の発生、床上・床下浸水など多くの方々がその被害を被っています。
 猛暑が続き、ボランティア不足が深刻な平日を選び、去る8月29日(火曜日)災害ボランティアバスを運行し、防災士同士の声がけとSNSにより拡散した情報で集まった22名が参加しました。
 被災地までの約2時間の道のりは、参加者同士の自己紹介からスタートし、今回の災害の状況説明や災害ボランティアとしてのオリエンテーションを実施。参加者の中には、初めて災害ボランティアとして活動する方や何度となく活動を行っている方など、年齢も経歴も様々なメンバー構成でした。
 土石流が一気に流れ込んだ果樹園で、土砂の撤去や土砂によって汚れたコンテナなどの洗浄作業をふたつのチームに分かれて活動を行いました。熱中症アラートが出るほどの気温の上に、ビニールハウスでの作業は想像以上にはかどらないことに焦る気持ちを抑えながらの活動となりました。

 豪雨災害による復興には、多くのボランティアが長期に渡って必要とされていることを改めて認識しました。
 今回、災害ボランティアのバスを運行したことで交流することができた方々の中には「防災士」に興味を持たれた方もおり、ぜひ防災士資格を取得したい、というお声も頂戴しました。

※現在、福岡県・佐賀県では、台風シーズンに備えた土嚢づくりや農業ボランティアの募集など時間の経過とともにニーズも変化している状況です。
※バスの運行には(公財)県民ボランティア振興基金の助成金を活用しています。