福岡県那珂川市　災害支援ボランティア活動 7/15

福岡県防災士　天野 時生

６月末から７月上旬にかけて大雨に見舞われた那珂川市では、15日から災害支援ボランティア活動が行われました。
10日未明に発生した線状降水帯は、市内全域に被害をもたらし、山沿いでは道路損壊、土砂崩れ、道路冠水、市街地では川沿い地域で、床上浸水が発生しました。成竹区自主防災会と那珂川市社会福祉協議会では、連携して週末から災害支援活動を行いました。
私は成竹区自主防災会として「自分の地域は自分たちで守る」を合言葉に15日に区内の土砂流入の撤去と庭の陥没修復、翌16日は雨どいの清掃等を行いました。土砂流入のお宅では、朝８時前から災害支援ボランティアが６人集まり、10センチ程の厚さに流れこんだ土砂を撤去、庭の陥没のお宅では、重機で運んだ土砂を埋め込んでいきました。昼前には作業を終えて、被災者された方の安心した笑顔が印象的でした。また、翌16日には大雨等で詰まってしまった雨どいの清掃を行い、２日間の活動を終えました。那珂川市全体では、７月末まで災害支援活動が行なわれました。県内では８月下旬を迎えても災害支援活動が行われています。防災士として、災害に対する事前準備はもとより、事後復旧・復興活動も重要な活動です。台風シーズンを迎え、災害はこれから発生する可能性があります。今後も命を守る地域防災に取り組んで行きます。